ごあいさつ

リハビリの経過

 

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** ゆうやくん プロフィール **

無酸素性脳損傷による脳性まひ。重症心身障害の状態で全てに介助が必要、自分で体を動かすこともできません。医療的ケア(常時酸素、喀痰吸引、胃ろうからの経管栄養、経鼻エアウェイ使用)も必要です。現在特別支援学校高等部に通学しています。成長に伴い関節可動域の制限や拘縮、側弯の心配があり、下肢や体幹などの装具を日常的に着けています。

 

 

 

「学校に行くことが一番のリハビリ」 

 

生まれてまもなくの心肺停止から重症な心身障害の状態になったゆうや。

NICUに入院し呼吸も人工呼吸器のサポート、声を出すことも自分から体を動かすこともできませんでした。そんな時期から関節を動かしてあげよう!身体への刺激をあげよう!と理学療法士(PT)によるリハビリが始まりました。

退院後も通院でリハビリを継続していました。2歳で胃ろう造設し、吐きもどしや誤嚥性肺炎もなくなり体調も安定。通所での療育やリハビリ目的の入院も経験できました。

小学校就学を機にリハビリ入院は終了。その時病院の先生から言われたのが「毎日学校に行くことが、この子にとっては一番のリハビリになる。」学校での先生やお友だちとの関わりは本人にとってとても良い刺激になり、本人なりの表出・アピールにつながっていると感じています。

病院等で限られた時間の中で行う専門職による関わりだけがリハビリではなく、日々体調を整え学校に通うこと、親以外の人(先生やお友達、学校看護師さんや福祉事業所のスタッフさんなど)とのふれあいや言葉かけなどすべてが本人にとっての刺激となり、身体的精神的な成長につながっていることを嬉しく思います。

 

 

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** まことくん プロフィール **

生まれながら先天性心疾患(三尖弁閉鎖症)。何度か手術やカテーテル治療をし最近までは一日中 酸素をつけていましたが、現在は就寝時のみの酸素になりました。言語と発達が遅れており、現在は医療的ケアができる児童発達支援に週3回、病院リハビリに月2回通い、今年4月から看護師加配の認定こども園に入園予定です。 

 

 

 

「みんなと関わることが一番のリハビリ」 

 

産まれてから1年の半分は入院生活だったので行動が大幅に遅れており、退院時小児科の紹介で生後9ヶ月頃から大学病院でのリハビリと、市で行われている小児リハビリに通い始めました。

徐々に動作が身に付き歩き始めたのがようやく1歳7ヶ月。
歳時に長期手術入院したころ筋力が落ちてしまい歩けなくなりました。まだ言葉が話せなく、スプーンフォーク使いもまばらだったので、大学病院の小児科の先生と理学療法士の先生に相談したところ、「他の子とのかかわりや集団生活が必要」との事で他院のリハビリ病院と児童発達支援を別に紹介していただきました。


ただ医療的ケア児を受け入れている児童発達支援は重症心身障害児を優先としているところばかりで、まことの場合は酸素をつけていても身体的な障害は軽度だったため見つけるのは極めて困難でしたが、唯一1ヶ所受け入れてくれるところが見つかりました。

現在はリハビリの病院では場面による行動動作と他の子やママや他の人とのかかわり、やりとりをオモチャなどで遊びながら勉強中。
児童発達支援では主に日中の生活指導や他の子たちと遊んだりお絵かきや公園で遊んだり集団生活を楽しみながら学ばせてもらっており、まこともとても喜びを感じているようで笑顔も増えました。

児童発達支援で学んだ踊りや手拍子や工作などを家に帰ったら真似るようになり、だいぶ成長しました。
まことはまだ言葉は発せませんが、受け入れてくださった児童発達支援、こども園の先生方やリハビリの先生たち感謝しながらリハビリに日々奮闘中です。