ごあいさつ
活動報告ブログ
12月に入り、茨城県では立て続けに医療的ケア児支援に関わる研修会が開催されています。
「医療的ケア児等コーディネーターフォローアップ研修」
「医療的ケア児受け入れのための研修会」
いずれも今年度が初めての開催!!
かけはしねっと代表理事の根本もお話しする機会をいただき行ってきました~。
前者の研修会はその名の通り、すでにコーディネーター養成研修を受講された方々のフォローアップの研修。
後者は県が県看護協会に委託し、保育所に勤務されている看護師さんに向けて、医療的ケア児受け入れのための基礎能力向上を目的に開催されたもの。
県内でも一歩一歩確実に、医療的ケア児・家族のニーズに添った支援につなげる体制作り、人材育成が進められている! そして、「子どもたちを受け入れたい」と研修を受けてくれている看護師さんたちがいる!それを知ることができ嬉しい気持ちになりました。
2022年11月23日
当日は朝から雨が降り今季一番の寒さ
それでも会場は、きょうだいさんを想う温かい空気であふれていました。
会場のつくば研究学園のホテルに講師の先生方をお迎えし、対面とオンラインZoomを併用し開催しました。
しぶたね清田さん、シブレッドさん、こども病院塚田先生、kokoro、Buranoスタッフみなさま ようこそつくばへ!! 昨年開催したシブリングサポーター研修も打ち合わせもずっとオンライン、やっと画面上の人たちがリアルに集合することができました。
シンポジウムでは清田さんと塚田先生からきょうだい児さんのリアルなお話し。私自身、関わりの大切さを改めて感じることができました。
kokoroさん、Buranoさんの実践報告。事業所利用対象児だけでなくそのきょうだい児さんにも目を向けて取り組まれている活動・企画。
かけはしねっとでも対面での企画またやりたいなぁ。。。
私個人的には、きょうだい児さんも名前で呼ぶように心がけています。ケア児さんとの間柄よりきょうだい児さんもひとりの子どもとして、ひとりひとりを大切にしたい。
家族に医療的ケアを必要とする子や病気、障がいを抱える子がいるとママは病院に付き添うことや送迎など、体は一つしかないからどうしてもにその子に寄り添いがち。でも、きょうだいさんのことだってちゃんと考えてるし、想ってる。でもきょうだい児さん自身がそれを理解するってずっと大きくなってから。だからこそ、関わる人の存在、ケア児・障がい児・病児さんだけでなく、きょうだいさんも、そして家族まるっと支える、支えあうことが大切なんだとあらためて感じる。
今回の研修は令和4年度茨城県ボランティア・市民活動推進事業費助成事業で開催させていただきました。
医療的ケアを必要とする子、障害のある子、病気療養中・治療中の子どもの、そのきょうだいさんのことを考えるシンポジウムを開催いたします。
子どもたち・家族と関わる支援者、事業所のみなさまのご参加を広くお待ちしております!
なお、本シンポジウムは茨城県社協「令和4年度茨城県ボランティア・市民活動推進事業」助成金と重症児デイサービスkokoroさん、一般社団法人Buranoさんのご協力をいただき開催いたします。
茨城県に支援の輪が大きく大きく広がることを願っています。
日時 2022年11月23日(水・祝) 13:00~15:00
場所 ホテルマークワンつくば研究学園会議室(定員40名)+オンライン(zoom)
※感染症対策として会場定員を最大収容人数の6割に設定させていただいております。
内容
講演①「病気や障がいのある子どものきょうだい支援‐子どもが『子ども』でいられるように」
NPO法人しぶたね理事長 清田悠代さん、シブレッドさん
講演②「塚ちゃんの体験談 ~子ども時代、そして医師になって兄弟として思うこと~」
茨城県立こども病院 小児科医師 塚田裕伍先生
講演③ 事例紹介 重症児デイサービスkokoro、一般社団法人Burano
参加を希望される方は、kakehashi_20161120@yahoo.co.jp宛に・お名前、所属・連絡先メールアドレス・参加方法(会場orオンライン)を連絡ください。 申し込み締め切り11月16日(水)まで。
よろしくお願いいたします!
20221123チラシ.pdf (0.39MB)
9月23日(金・祝)会場とオンラインZoomを併用し開催され、
医療的ケア・障害のある人(子)の親(ケアラー)の立場から根本が報告をさせていただきました。
会場で参加された方が40名程、オンラインでも40名程の方が視聴されたとか。
このシンポジウムの主催はつくば市福祉団体等連絡協議会 大人部会に所属する団体メンバー。毎月の定例会でご一緒していますが、その場ではなかなかプライベートな深い話にまではならず、今回それぞれが抱くリアルな現状・心情を知る機会となりました。
私自身、幼い頃から「おねえちゃんなんだから」、「長女でしょ」と事あるごとに言われて育ち、だから何なんだ?とモヤモヤ窮屈な気持ちを抱いてきました。きょうだい同士の関係や家族の中の一員として求められるもの、感じることにプラスして、ケアをする・必要とする関係も重なるとより複雑な感情が生まれて当然のこと。
きょうだいの気持ち、親の気持ちも人それぞれ。
障がいのある当事者の気持ちもそれぞれ。
支援や相談窓口だけでなく患者会や親の会などの活動をとおして同じような境遇の人と出会い、話をすることの大切さを改めて感じました。
かけはしねっとはこれからも医療的ケアを必要とする子どもの親・家族同士のつながりを大切に活動を続けてまいります。
障がいがあってもなくても、医療的ケアが必要であってもなくても、誰もがより暮らしやすい社会を目指して!